インタビューInterview

クライアントの声をお届けします

  • セミナー事業
  • 歯科

目指すは「世界一の安心・安全」

栗林歯科医院
栗林 研治 先生

2020.11.02

目指すは「世界一の安心・安全」

臨床・経営・教育の各方面でご活躍されています。

栗林歯科医院が目指しているのは、「世界一安心安全な歯科医院」です。このビジョンをスタッフみんなで共有して、同じ場所を目指していくことが大切だと考えています。
私はこれまで、20カ国以上の国を回り、現地で著名な歯科医師の元を訪ねてきました。
そのなかで感じたのは、院長先生がどんなにすごい場合でも、医院レベルで同じ目標に向かっている歯科医院は少ないということ。洗い場でスタッフが院長の愚痴を言っている光景は、世界中どこでも共通していました(笑)。

それでは安心安全にならないですね。

私が目指す「世界一安心安全な歯科医院」というのは、治療技術だけの話ではありません。
スタッフ一人ひとりが患者さんのために切磋琢磨して、みんなで同じ目標に向かっていくことが、「世界一安心安全な歯科医院」を作ることにつながっていくと考えています。

「住むだけで健康になれる」街づくりへの参画

柏市は、広域医療圏の中心にあり、交通の便にも恵まれた場所にあります。特に、柏の葉キャンパス周辺としたエリアは、医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、管理栄養士、歯科技工士など多くの職種はもちろん、行政、その他地域活動とも連動して「住むだけで健康になれる」そんな街づくりをコンセプトにしています。私たちの目指す医療機関の在り方にマッチしたこのエリアで、4年の歳月をかけて開業を検討していきました。

内覧会は歯科医療を透明化する

先生とは、開業前からお付き合いさせて頂いています。

メディカルアドバンスさんには、開業前からお世話になっています。栗林歯科医院は開業して10周年を迎えるところなので、もう10年の付き合いですね。
出会いのきっかけは、開業をする時に内覧会をしたいと思ったことでした。開業する前に地域の皆さんと接点を持てるという点が面白いと感じて。

どうして面白いと感じたのでしょうか?

歯科医療ってすごく不透明で、絶対に透明化した方が良いなと考えていました。患者さんから見れば、医科と比べても歯科医院は不透明な場所に映っています。
歯科医療の透明化・見える化をフェイストゥフェイスで実現できるのが、内覧会だと思うんですよね。

当時は内覧会は一般的ではありませんでした。

当時は内覧会自体が少なかったので、どんなに盛況でも200人くらいの規模感でした。だったら僕は、600人呼ぼうという目標を立てた。
栗林歯科医院は駅前で派手にやっているわけではなく、最寄り駅から徒歩25分の立地にあります。人通りも少ない上に、借りているテナントは2階の一番奥。
こんな立地なので、メディカルアドバンスの本多社長にも「これ、ちょっと厳しいよ」と言われました(笑)。
でも蓋を開けてみれば、747人の地域の方が足を運んでくれました。

内覧会で気付いた地域の絆

内覧会、やって良かったですか?

患者さんときちんと時間を取って話せる機会って、実はなかなか無いんです。開業後に患者さんとして来ると、どうしても歯の治療の話になってしまうんですよね。
内覧会で話している時は、患者さんと歯科医師という関係ではありません。人と人という関係で出会っている。

確かにそうかもしれません。

僕は他の地域から来たよそ者だったので、地域に根付く歯科医院としてスタートを切れたのは大きかったと思います。
内覧会に来た地元のおばちゃん達からも「あんた、浦安を全然わかってないでしょ」「私が教えてあげるわよ」と言われたり(笑)。
こうした患者さんとの関係性は、開業してしまうとなかなか築けないものだと思いますね。

歯科医師も他職種とコラボしていくべき

内覧会が成功した秘訣はなんですか?

どうしても内覧会を成功させたかったので、一時期メディカルアドバンスさんのオフィスに、僕のデスクがありました。机を置いて、専用のスペースを作ってもらって(笑)。
オフィスがある五反田に通いつめて、あれこれと質問をして、議論をして、ああでもないこうでもないと試行錯誤していった思い出があります。

あまりそういう歯科医師はいないと思います(笑)。

メディカルアドバンスさんとは、内覧会以外にも求人の面接官をやって頂いたり、セミナーを一緒にやったりと付き合いがあります。
歯科医師は、もっと外の世界に目を向けた方が良いと感じています。他職種の人たちや、企業や政治ともうまくコラボレーションをして、みんなで同じ場所を目指していく。

歯科未来大学にかける思い

先生の医院で勉強したい若手歯科医師は多いと聞いています。

ありがたいことに、多くの歯科医師・歯学部生の方が見学に来てくださいます。彼らに僕が伝えたいのは、臨床の知識や技術だけではなく経営者としての考え方です。
歯科医師としての知識や技術は大学でも教わりますが、歯科医院の院長は全く別の勉強が必要です。そのためには、リーダーシップや時間管理、人材育成などをきちんと学ばなければなりません。

12月9日のセミナーでそれを伝えるということですね。

歯科未来大学では、そういった夢ややりたいことを実現するための考え方を伝えていければと思っています。
僕のテーマは、ずっと「人を育てる」ということ。理想の歯科医院を作りたい若手歯科医師や歯学部生の方が夢を叶えるために、すべてを伝えたいと思っています。

  • Facebook
  • twitter
  • LINE
医院名 栗林歯科医院
院長 栗林 研治 先生
ホームページ http://www.kuribayashi-dc.com/